言語・コミュニケーション 児童発達支援・放課後等デイサービスで身につける発音の力

はじめに:どうして正しく発音することが難しいの?

「『さかな』が『たかな』になってしまう」「『らっぱ』が『だっぱ』に聞こえる」――お子さまの発音を聞いて、「ちゃんと話せるようになるかな?」と心配される保護者さまも多いのではないでしょうか。

ことばの音(発音)は、成長とともに少しずつ上手になっていくものです。舌や唇の動きの発達、息の使い方、音を聞き分ける力など、いくつかの要素が合わさっ「きれいな発音」が育ちます。

たとえば、

  • 3歳ごろ:まだ発音があいまいで聞き取りにくい音も多い時期
  • 4〜5歳ごろ:多くの音が言えるようになる
  • 6〜7歳ごろ:ほとんどの音が正確に発音できるようになる

――というように、発音の獲得にはおおまかな“発達の目安”があります。

児童発達支援・放課後等デイサービスでは、一人ひとりの発達段階に合わせて、口の動きや息の使い方を楽しく練習し、「ことばが伝わる楽しさ」を感じられるようサポートしています。

また、必要に応じて**言語聴覚士(ST)**が関わり、専門的な視点で

「発音の仕組み」や「ことばの発達の段階」を確認しながら、

 お子さまが自信をもって話せるよう支援を行います。

1 発音の土台をつくる

食べることから育てる

おやつや食事の時間は、発音の土台を育てる大切な時間です。 お子さまの発達に合わせたおやつを適切な量で口に入れ、口を閉じてしっかりかむことを職員が見守りながらサポートしています。 よくかむことであごの力がつき、舌や唇の動きが安定し、ことばを話す準備につながります。

息を使うあそび

風車を回したり、しゃぼん玉を吹いたり、ストローで飲み物を吸ったりするあそびも、 実は発音の獲得と深く関係しています。 息の出し方や強さをコントロールすることで、「ぱ」「ふ」「ほ」など息を使う音が出しやすくなります。

歌う・声を出すあそび

歌や手遊びの中で声を出すことも、自然に発音の練習につながります。

 リズムに合わせて発声したり、歌いながら口を大きく動かしたりすることで、

 口の筋肉や息の使い方を楽しく育てています。

2 正しい音を身につける

音の違いを感じる活動

「さ」「た」「ら」など似ている音を聞き分けるクイズで、耳から正しい音のイメージを育てます。

絵本や言葉あそびを通して学ぶ

絵本の読み聞かせやしりとり、かるた、言葉あそびを通して、 正しい言葉と音に触れる機会をたくさん作ります。

単音からことばへ

「さ」→「さる」→「さかな」→「さようなら」と、少しずつステップアップしながら、発音を定着させていきます。

グループでの音あそび

友だちと一緒に「ことばビンゴ」や「音探しゲーム」を行い、 ことばの響きやリズムを感じながら自然に覚えていきます。

言語聴覚士(ST)が関わる場合は、お子さまに合った方法で音の出し方や聞き取り方を確認し、その子にとって最適な練習方法を提案・支援します。

3 ご家庭との連携

― 家庭でもできる、ことばを育てる工夫 ―

児童発達支援・放課後等デイサービスでは、 施設での取り組みがご家庭でも無理なく続けられるよう、保護者の方との連携を大切にしています。

  • 家庭でできる「ことばあそび」や、日常の中での声かけの工夫を具体的に共有
  • お子さまの発音の特徴や効果的だった方法を職員がフィードバック
  • 「今日言えた音」「頑張っていた場面」などを共有し、次のステップを一緒に考える

「家でも同じやり方で練習してみよう」という一貫した関わりが、

 お子さまの安心感と上達につながっていきます。

4 ワンポイントアドバイス(保護者さまへ)

― 発音の練習は“ことばの楽しさ”を感じる時間に ―

発音の習得は、焦らず、一歩ずつ身につけていくものです。 大切なのは、「できた音」だけでなく、「伝えようとしている気持ち」を受け止めること。

児童発達支援・放課後等デイサービスでは、

 「できた!」「伝わった!」という小さな成功体験を積み重ねながら、

 お子さまが自信をもって話せるよう、保護者の皆さまと一緒に支援を続けていきます。

保護者さまへ

正しい発音の習得は、焦らず、一歩ずつ身につけていくものです。
児童発達支援・放課後等デイサービスでは、小さな「できた!」の積み重ねを大切にしながら、保護者の皆さまと協力して、お子さまの明瞭な発音と自信のあるコミュニケーションを育てていきます。

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